TX092 NATO P-8Aミッション

下記の情報は、MARCOMの広報担当により発表されたものです。作戦を成功させるためには、各国軍での通信システム技術の用通過を確立すること、そして後方支援の対応が何よりも必要となるということに言及しています。システム(P-8A)のミッションケーパビリティ(任務遂行能力)を保持する為の後方支援業務が明確化できないと、シーガーディアン作戦の成功は成就しえなかったはずです。

NATO’s Operation Sea Guardian, an ongoing maritime security operation in the Mediterranean, saw a Royal Australian Air Force (RAAF) P-8 maritime patrol aircraft participating for the first time. Departing from its base in Edinburgh, Australia, the jet and its crew took 3 days to arrive in Italy. From there, the jet undertook a few overwater surveillance missions from October 3-14.

オーストラリア空軍のP-8A海上哨戒機、NATOのシーガーディアン作戦で初ミッションを完遂

ROYAL AUSTRALIAN AIR FORCE P-8A MARITIME PATROL AIRCRAFT COMPLETES FIRST MISSION WITH NATO’S OPERATION SEA GUARDIAN

Story by Public Affairs Office at MARCOM

14 Oct. 2022 -|Last updated: 20 Oct. 2022 08:57

https://www.nato.int/cps/en/natohq/news_208461.htm

ノースウッド(英国)–NATOは、地中海での海上警備活動を通じて、オーストラリア空軍(RAAF)と新たなパートナーシップを構築しました。

RAAFのP-8Aポセイドン海上哨戒機は、RAAF第11飛行隊から45人の乗員、整備員、警備員を伴って、南オーストラリア州エディンバラの基地からイタリアのシゴネラに派遣されました。

P-8Aは、10月3日から14日にかけて地中海で数回の飛行任務を行い、シーガーディアン作戦として知られるNATOの海上作戦を支援するために水上偵察を行っています。P-8Aは、海上写真と全体的な海上状況把握に大きく貢献しました。シーガーディアン作戦はまた、同地域におけるテロ抑止と能力強化も目的としています。

オーストラリアがP-8Aをヨーロッパに派遣するのは今回が初めてで、3日間の行程を経て到着しています。

オーストラリア空軍は、P-8A海上哨戒機に搭載された非常に効果的で強力なセンサーを持ち込み、情報収集に多大な貢献をしました。また、派遣された隊員のプロ意識、態度、柔軟性が優れた結果をもたらし、シーガーディアン作戦のパートナーとしてのオーストラリアの重要性を際立たせました。シー・ガーディアン作戦のパートナーとして、オーストラリアの重要性を浮き彫りにしました。

For the first time, a Royal Australian Air Force P-8A Poseidon has joined NATO’s Operation Sea Guardian. NATOのシーガーディアン作戦に、オーストラリア空軍のP-8Aポセイドン海上哨戒機が初めて参加しました。

RAAF P-8A Poseidonは、多用途性を強みとする海上哨戒機です。対潜水艦戦、監視、捜索救助など、さまざまな役割で使用することができます。

ノースウッドにあるNATO連合海上軍本部の海上航空司令官、イリアス・ラプティス提督は、今回の配備は大成功だったと述べています。

今回の配備は、グローバルな安全保障上の課題に対応するため、オーストラリアとNATOのパートナーシップを一段と強化するものです。

今回は、高い性能と汎用性を備えたマルチロール機であるP-8Aを使用しました。しかし、今回の派遣は航空機だけではありません。ホスト飛行隊と連携する整備チーム、NATOネットワークに接続する通信スペシャリストと情報チーム、欧州内でミッション機器を出し入れするロジスティック要員など、さまざまな役割を担っています。

オーストラリア空軍第11飛行隊司令官アダム・セイバー中佐は、今回の派遣により、オーストラリア国防軍がNATO機構に接続し、その中で活動する能力が証明されたと述べ、次のように付け加えました。

「この演習の場合、P-8Aは高い能力を持ち、多目的に使用できるマルチロール機です。しかし、今回の派遣は航空機だけではありません。ホスト飛行隊と協力する整備チーム、NATOネットワークに接続する通信専門家や情報チーム、欧州で任務用機器を出し入れする後方支援担当者も含まれています」と述べました。

最終的な成果 – 豪州が連合国の環境にシームレスに統合する能力を確認し、強化された作戦パートナーの地位を保持しました。オーストラリア空軍の連絡将校が、イタリアのチームとノースウエストの連合海軍司令部との間の調整をしました。

セイバー中佐は、RAAF を歓迎したすべての NATO 関係者に感謝の意を表し、次のように伝えています。

「今回の派遣は極めて成功裏に終わり、豪国防軍として多くのことを学ぶことができた。NATO 海軍司令部、シゴネラ海軍航空基地のイタリア空軍、米海軍第67合同任務部隊、第9パトロール飛行隊、第4パトロール飛行隊から素晴らしい支援を受けたので、大変やりやすかった」と述べました。

MARCOMは、すべてのNATO海上部隊の中央司令部であり、MARCOM司令官は同盟の主要な海上アドバイザーです。MARCOMは、陸海空軍(LANDCOM、AIRCOM)と同様に、ベルギーのモンスにある NATO の連合司令部(ACO)に直接レポートします。

Best regards,
Shoichi Sugiyama, Ph.D.

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