TX055 三菱造船　MRRV海上試験

Mitsubishi Shipbuilding (https://www.mhi.com/jp/group/mhimsb/ ) has conducted sea trials for the Philippine Coast Guard’s (PCG’s) first 97 m multirole response vessel (MRRV). The vessel conducted the trials in waters near Shimonoseki Shipyard & Machinery Works between 25 and 28 January, the PCG announced on February 2.

　三菱造船(https://www.mhi.com/jp/group/mhimsb/ )は、フィリピン沿岸警備隊（PCG）初の97mマルチロール対応船（MRRV）の海上試運転を実施しました。本船は、1月25日から28日にかけて下関造船所近海で試運転を行ったとPCGが2月2日に発表してます。

**The Philippine Coast Guard (PCG)’s multi-role response vessel (MRRV)-9701 conducted its official sea trials at the vicinity waters off Japan on 25 to 28 January 2022.**

　下記にアクセスし、ビデオをご覧ください。

VIDEO: PCG’s MRRV-9701 completes sea trials in Japan

February 4, 2022, by Fatima Bahtić

　今回の海上試験は、造船所の三菱造船株式会社、MSCIPフェーズIIプロジェクトの船舶コンサルタントである株式会社日本海洋科学、日本海事協会（NK）船級協会、各種機器メーカー、PCG MRRV-9701の役員・乗組員が実施しました。

　海上試運転は、船舶の性能と一般的な耐航性を測定するために開始されます。PCGによると、この試験では、船舶の速度、操縦性、機器の機能性、安全性などが測定された。MRRV-9701は、2016年10月にフィリピン運輸省-フィリピン（DOTr）を通じてフィリピン共和国と日本との間の海上安全能力向上プロジェクト（MSCIP）のフェーズIIで日本政府が融資した2つの97メートル船舶プロジェクトの最初のものです。

　本船は、2022年2月にマニラに到着後、Barko Republika ng Pilipinas (BRP) Teresa Magbanuaとして、まもなく沿岸警備隊業務に就航する予定です。なお、三菱造船は昨年9月に2隻目のMRRVの進水式を開催しています。

Best regards,
Shoichi Sugiyama, Ph.D.